6月にもなると、ホームセンターでも昆虫コーナーが作られて、カブトムシの幼虫がたくさん並んできますね。
すでに成虫となったカブトムシも見かけますが、大体があまり大きくない個体だということにお気付きでしょうか?
5~6月と少し早い時期に羽化したものは環境にもよりますが、小さいものが多い傾向にあります。
大きいカブトムシって単純にカッコイイですよね!(小さなものもかわいらしくて好きです)
大きいカブトムシになるには幼虫の育て方が実は一番大事ということをご存知でしょうか?
幼虫の栄養分となる土や温度も大きく関わってきます。
今回はカブトムシは幼虫時代が大事!飼育してみてわかったことをお届けしていきたいと思います。
Contents
カブトムシは幼虫時代が大事!飼育してみてわかったこと
カブトムシ、オス無事羽化
めっちゃ動く
なんかすげぇ大きい😀#カブトムシ #羽化 pic.twitter.com/5HU4urYEd5— 醤油 (@UyajBhVFOQ002MC) July 1, 2020
カブトムシの幼虫との出会い
私が初めてカブトムシと出会ったのは小学生のころです。
当時は学校校門前に不定期で色々なものが売られていました(平成・令和では考えられないですよね(笑)。)
大きめのコーヒー瓶に入ったカブトムシの幼虫が露店商のようなおじさんが大量に売っていて、もう…興奮して眺めていた記憶があります。
もれなく買ってしまいましたが(笑)。
それから大人になり、ひょんなことからカブトムシの成虫を飼うことになり、成虫亡くなると、飼育していた土の中から毎年大量の卵→幼虫がとれ、エンドレス飼育(笑)。
実際にさまざまな土や温度下で飼育してみてわかったことや自分なりの感想をまとめてみました。
カブトムシは幼虫の飼育環境で成虫の大きさが変わる
たまに『このカブトムシを大きくするにはどうすればいいですか?』と聞かれることがあります(意外に多い)。
結論から申し上げますと、成虫になってしまったカブトムシを大きくすることはできません。
カブトムシは幼虫時代の環境で成虫の大きさが決まります(累代因子ももちろんありますが)。
一番大事なのは、幼虫のごはんとなる土(昆虫マット)です。
『え?土なんてどれも一緒じゃないの?』と思われる方も多いのですが、実はこの土の栄養分次第で成虫の大きさ、健康さが大きく変わってきます。
人間の親も、子供に質の良い食事を与えて健やかに大きく育ってほしいと思うのと同じですね。
100均の土でも育てることはできますが、栄養を考えると、昆虫ショップや最近ではホームセンターにも質の良い昆虫マットを置いてあるところも増えてているので、そちらがおススメです。
最近は100均の昆虫用の土にいれる添加剤(栄養剤)も置いてあるところがありますが、使用したことはないのでどのようなものなのかは未知です。
温度でも成虫の大きさが変わってしまう?
たくさんの幼虫飼育をしてきて、経験上から言いますと、これは本当です。
あまり暖かい場所に幼虫の入った容器を置いておくと、土の中ですくすく成長する前に、蛹化スイッチがはいってしまい、小さいまま蛹→羽化してしまい、小ぶりなカブトムシになることが多いですね。
色んな条件下で幼虫飼育をしましたが、暖房がガンガンにきいている部屋の子達よりも、玄関先や、暖房の入っていない部屋の子達の方が、大きい成虫で羽化してました。
※幼虫飼育をする際はまず土をいれ、上から瓶の底などで固く固めて10㎝以上の深さにしてから、更にその上から5~10㎝ほどふんわりと土をいれてあげてください(国産カブトムシは縦に蛹室を作りますので、必ず10~20㎝以上の深さを確保してくださいね。)
まとめ
今回はカブトムシは幼虫時代が大事!飼育してみてわかったことをお届けしました。
幼虫の栄養分となる土は栄養価の高いカブトムシ用の昆虫マットを使う、温度は暖かすぎる場所に置くと、大きく成長する前に蛹化スイッチが入って羽化してしまうので、20℃を越えない場所に置く(暖房が入っていない屋内など)。
このポイントを押さえておくだけでも、ピカピカにカッコイイ成虫に羽化してくれると思います。
より大きな成虫に育てたいのであれば、更に昆虫マットの質にこだわってみるのも良いかもしれませんね。
大きくても小さくても無事に羽化してくれた時の喜びにはかわりません。
最後まで責任を持って、適切な飼育環境で大切に寿命を全うさせてあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!