2000年代、数千万人のユーザーが利用していた「2ちゃんねる」という匿名掲示板が流行しました。
ご存じの方、利用したことのある方も多いのではないでしょうか?
開設は1999年ですが、当時は携帯電話の普及とインターネットの普及が拡大していたので、掲示板の流行が広がった時代背景も伺えます。
「2ちゃんねる」はひろゆき(西村博之)さんが開設したことで有名ですよね。
彼は実業家で、現在は報道番組へも出演しており、歯に衣着せぬ適格な意見が話題です。
「2ちゃんねる」は現在名前を変えて「5ちゃんねる」として存在しています。
この「2ちゃんねる」ブームが巻き起こった頃、各掲示板で都市伝説やオカルト、怖い話が流行していました。
あなたは「きさらぎ駅」「はすみ」という言葉を聞いたごとがありますか?
今回は「2ちゃんねる」の都市伝説、怖い話の中でも特に有名な「きさらぎ駅」「はすみ」について、皆様と振り返っていこうと考えています。
しかし、この都市伝説から7年後…急展開が起こっていました…!その真相もまとめていきます。
今回は【きさらぎ駅『はすみ』7年後の真相がヤバい?2ちゃん都市伝説が怖すぎる!】
本日も最後まで御覧いただければと思います。
Contents
きさらぎ駅『はすみ』7年後の真相がヤバい?
まさか地上波できさらぎ駅を見るとは思わなかった
もう10年前の都市伝説やぞ…… pic.twitter.com/mlSRts4Khz
— @十六夜咲夜 (@MinaMi_Cosplay) July 1, 2020
「きさらぎ駅」「はすみ」。
このキーワードを聞いたことがある方も多くいるかもしれません。
ネットを賑わせた都市伝説で、オカルトマニアの中でも人気の都市伝説です。
この話の発端、起源となったのが前記で語った「2ちゃんねる」です。
何処に存在しているのか、謎に包まれた「きさらぎ駅」についての書き込みが恐怖を助長してきました。
電車に乗車中の「はすみ」さんは、よく利用しているはずの電車に違和感を覚えます。
簡単な詳細はこちら。
7年前「きさらぎ駅」に降り立った「はすみ」さん。
その後の消息は不明。
しかし、7年後に再び「はすみ」さんから「2ちゃんねる」へ書き込みがあった。
「きさらぎ駅」については後ほど詳しく記載させていただくのですが、簡単な説明をさせていただきますと、「異世界の入り口」「異世界へ繋がっている」と言われている架空の駅になります。
常日頃から利用している私鉄に乗車する投稿者の身に起こった怪事件です。
どの路線で何時の電車に乗ればいいというものではないので、いつか突然巡りあうことがあるのかもしれませんね。
きさらぎ駅とは?
2004年1月8日 午後23時すぎ。
2ちゃんねるに「はすみ」と名乗る女性からの書き込みがありました。
普段よく利用している電車に違和感を感じたことが投稿するきっかけになったようです。
≪2004年の投稿の内容≫
新浜松駅から私鉄に乗車した「はすみ」さん。
いつもは5分~8分間隔で停車駅に着くはずが、20分ほど停車駅に止まらない。
乗客は「はすみ」さんの他に5名おり、皆眠ってしまっている。
トンネルがないはずの路線に現れたトンネル。
トンネルを抜けると、停車駅に到着。
降車すると聞いたこともない「きさらぎ駅」という無人駅だった。
再び乗車しようとしたが間に合わなかった「はすみ」さんは線路を辿って徒歩で帰宅することを決意する。
歩いていると何処からか太鼓と鈴のような音が聞こえてくる。
その時、背後から片足のない老父に「線路を歩いたら危ない」と声を掛けられる。
少しずつ太鼓と鈴の音は近付いてきているように感じた。
「伊佐賀」という名のトンネルを抜けたところに、人掛けを見つける。
男性が立っており、ビジネスホテルのある近くの駅「比奈」まで送ってくれると提案してくれた。
比奈駅は新浜松駅から100kmは離れていることから、「はすみ」さんは不思議に思うがその男性の車に乗車してしまう。
車は山奥へ進み、男性は次第に口数が少なくなっていき、独り言をつぶやき始める。
この状況で「はすみ」さんの携帯電話はバッテリー切れ寸前となり、隙があったら逃げようと思っていること、いざという時のためにこれを最後の書き込みにするということを投稿。
その後、「はすみ」さんからの投稿はなかった。
きさらぎ駅がない!?
「はすみ」さんの投稿内容から、実在する沿線を利用していることがわかっていますし、実在する地名の名前も出てきているため、信憑性が高いと判断できる内容だと感じます。
しかし、どの路線にも「きさらぎ駅」という名前の駅は存在していません。
深夜に鳴り響く太鼓と鈴の音と、出会った老父は一体何なのか。
車に乗せてくれた男性は怪しすぎるし、「はすみ」さんは事件に巻き込まれたのではないか?
疑問と不安を残したまま月日は流れてしまいます。
はすみさんが7年後に現れた!?
2004年から7年後、2011年。
「2ちゃんねる」にとある書き込みがされ、話題になりました。
それは「きさらぎ駅」に降り立ち、消息を絶っていた「はすみ」さんが当時の体験を記載したものでした。
最後の投稿を残して7年。
「はすみ」さんが何を語るのか、その後どうなったのか、気になっていた方が多かったはずです。
≪2011年の投稿内容≫
森の中で車が停車した。
その際に光が見え、男性が歩み寄ってくる。
車に衝撃が走り、気が付くと運転していた男性が消えていた。
光と共に現れた男性は「はすみ」さんに、運転していた男性を消したと伝える。
そして、今のうちに逃げること、光の中に逃げることを助言。
眩しさを感じ目を開けると、最寄り駅で両親が「はすみ」さんの名を呼んでいた。
この書き込みが本当に「はすみ」さんが投稿したものなのか、立証することはできませんが、7年後に語られた展開に安心感と恐怖心を抱く方が多かったのも納得できる内容でした。
そして、最大の恐怖は目を開けた「はすみ」さんは7年の時を越えていたこと。
7年間の記憶がないと言っていることです。
はすみさんを助けた男性は誰?
多少の霊感のある私の感想や見解を述べますと、夜も深い時間に見知らぬ地に降り立って、恐怖で押しつぶされそうな状況にあるはずの「はすみ」さんが、何故そのような怖い状況でそんな行動に出るのか?と疑問に思う点が多かったのですが…
「取り憑かれていた」「引き寄せられた」と考えると、普通の行動はできない可能性が高いので、疑問点も回収しながらこちらの都市伝説を読ませていただきました。
投稿した「はすみ」さん以外にもアドバイスや質問などを投稿した「2ちゃんねる」の住人によってレスを伸ばしていた掲示板であることから、「はすみ」さん一人で作り上げたものではないことが普通とは違う点だと感じました。
そして、7年後の投稿に登場した「はすみ」さんを助けた男性がとても気になります。
あの世には間違えて来てしまった人を助ける役目を担っている人が、存在しているのかもしれませんね。
7年後に真相を語った「はすみ」さんと読者の最大の恐怖は「記憶喪失」という点です。
時空の歪んだ異世界では、現世の時間軸は通用しないということを表しているのです。
真相は皆さんで考え、導き出していくことで「都市伝説」の面白さにも深みが出てきますよね。
2ちゃん都市伝説が怖すぎる!
未だに衰えない都市伝説 きさらぎ駅
きさらぎは鬼。その前後の駅、やみ は 黄泉の国
かたす は 根の国 いずれも死後の世界きさらぎの手前では、よくトンネルや橋を通るとのこと
最後に車に乗せられた場所、比奈はおそらく比良の間違いかも
右は、黄泉比良坂、あの世とこの世の境界です pic.twitter.com/rjaJ7g21sI— カナリヤ / Canariis lunam Berquel (@PkhrPiacVrB1FtS) July 2, 2020
「2ちゃんねる」と都市伝説の怖さは、投稿者が2ちゃんねるの住人と呼ばれる閲覧投稿者たちとやり取りを行いながら事が進んでいるところでしょうか。
現在進行形で繰り広げられる内容なので、そのやりとりに注目してみると恐怖心や危機感を一緒に感じたり、あたかも自分が体験しているような気持ちにさせられてしまうのかもしれません。
2ちゃん都市伝説が怖い?
「2ちゃんねる」に投稿される都市伝説や恐怖体験は多くあります。
なぜ「2ちゃんねる」の都市伝説は人々を引き付けるのか…
それはこれまでになかった物語や展開によるものだと思います。
2004年に投稿された「きさらぎ駅」「はすみ」ですが、他投稿者によって「きさらぎ駅にたどり着いた」という書き込みが多くありました。
それぞれの在住地が違うことから、どこからでも誰もが行く可能性があるという展開に発展したのです。
きさらぎ駅の他にどんな都市伝説があるの?
他に有名な都市伝説をピックアップしました。
1.鮫島事件
映画化されたことでも有名な都市伝説です。
作品名を見る限り、実際にあった事件なのか?と連想される方もいらっしゃるかと思います。
こちらの内容は架空の事件ではあるのですが、”隠蔽された事件”であると語られたり、事件内容を断片的に小出しにされていくスタイルで、より好奇心を誘う内容です。
実在する事件のオマージュではないか?と考える方も多かったそうですが、投稿者によりジョークだと提示されていますが、ジョークだと語った方が投稿者であるという確証はなく、証明することができないそうです。
「解明ができない」という点も更に都市伝説の恐怖を誘いますよね。
2.コトリバコ
存在そのものが悍ましいと感じる都市伝説です。
とある集落に伝わる立体パズルのような形状で作られた”呪いの箱”を見つけ、それを持ち帰った若者の話です。
呪いの箱に秘められた謎を知り、不慣れながらもお祓いを行う展開なのですが、その箱が作られた経緯がとても恐ろしものでした。
呪いの箱が作られたのは恐らく1800年代の話だろうという見解も出てきていることから、時代や歴史を考えると謎や恐怖は深まっていきますね。
こちらも映画作品に登場したことで、都市伝説の影響力を高めました。
3.猿夢
夢の中が舞台となった都市伝説です。
無人駅にいる投稿者の元へ、遊園地を走っている列車に似た電車が到着し、乗り込んだ電車の中で繰り広げられる展開は、やがて悪夢だと気が付いてしまうというものです。
この都市伝説の怖いところは、数年後の後日談も存在していること。
そして、この話を知った人は同じ夢をみてしまうという噂も広がりました。
眠る前にどんな夢をみるのかなんてわかりませんし、夢の中では自分の思考が通じないことがほとんどなので、噂を知った人たちは嘸かし恐怖したと思います。
近年では「2ちゃんねる」の都市伝説の映像化、「2ちゃんねる」に投稿された怖い話の書籍化、「ネット上に投稿された怖い話を集めたサイト」など、様々な媒体を介して怖い話が多くの方の目に触れる機会も増えています。
いつか「きさらぎ駅」も映像化される日が来るのかもしれませんね。
まとめ
今日のVRChatワールド紹介
the Station -VRきさらぎ駅-
都市伝説?で有名なきさらぎ駅。ほんのちょっとだけホラー要素あり。ちなみにワールド内のポータルを抜けると真夜中になる。#VRChat_World紹介 #VRChat pic.twitter.com/L8hgd2va4h— とみー (@Tom_t0m_tommy) May 15, 2020
今回はきさらぎ駅『はすみ』7年後の真相がヤバい?2ちゃん都市伝説が怖すぎる! をお届けしてきました!
きさらぎ駅の投稿者【はすみさん】が行方不明者とされていましたが、7年後に再び現れたということで、その真相が大きな話題になりました。
結末としてはまだ終わらない話…というところなのですが。
昔から伝わっていた都市伝説や怖い話とは、話をした人から聞いた人へ、口コミで広まっていたものですよね。
しかし、それがネットの世界へ移行し、2ちゃんねるなどで、最近はより多くの方の目に触れて人伝に広がっています。
本当か嘘かわからないのが「都市伝説」の醍醐味であり、怖さへ繋がると考えています。
近年の都市伝説は、誰もが創作することのできるライトノベルのようなものだと私は考えています。
「異世界の入り口」「異世界へ繋がっている」と想像できる「きさらぎ駅」の話は、近年流行傾向にあるダークファンタジーアニメ、異世界召喚系アニメなどに通ずる点もありますよね。
その点を踏まえると「きさらぎ駅」はファンタジーに通ずる点もあり、より多くのファンを引き付けたのではないかと感じました。
身近に存在しているかもしれないと感じるものこそ、都市伝説なのかもしれません。